ジュエリー専用コマンド
Rhinocerosに搭載された数々のコマンドは、3Dモデリングを行う上でとても便利なものばかりですが、”ジュエリー専用”に作られたものではありません。
これらのコマンドはジュエリー制作に”応用する”形で利用します。
しかしEVANCEを導入すると使えるコマンドは、全てジュエリー作りのためだけに作られたコマンドです。
指輪を作る。宝石を入れる。金属の重さを調べる。
通常のRhinocerosだけでは難しく感じるジュエリー制作ならではの作業も、200を超えるコマンドの数々があなたをサポートします。
※Grandeコマンド総数263。Maestroコマンド総数196。


RIngSizeDialog
リングサイズダイアログは、指輪のサイズを号数の入力をすることでその号数の直径の円を描くことが出来るコマンドです。
もちろんRhinoの円を描くコマンドを使って、指の号数と同じ直径の円を描けば目的のサイズのリングは作れます。
しかし問題はその直径が何mmだったかを覚えているか?です。
ほんの少しのことですが、ジュエリーモデリングのスピードをアップしてくれます。
リングサイズが描けた後は、Rhinocerosの素のコマンドを使ってリングを作ってみました。
RhinocerosとEVANCEを組み合わせて使うことでジュエリーモデリングを効率的に行うことが出来ます。
今回はフルエタニティリングなので、石を入れたい場所に抜き型や爪を配置する場所にマークとなる円も置いています。



ArrayCapedCylinderAH

ArrayConeCylinderOnBrep

RECylinderShallowOnBrep
石座まわり一気に作ってしまいます。
「座」や「抜き穴」、「爪」などの石を留めるために必要なものはジュエリーならではのものなので、専用のコマンドがあるととても便利です。

VolumeDisplaySelected
最後に完成品の重さを調べてみましょう。
EVANCEでは出来たジュエリーのデータがSV925・K18・K10・Pt900のそれぞれの金属になったときにどのくらいの重さになるかを調べることが出来ます。
ジュエリーのおおよそのコストがわかるので、商品開発、商品展開にも役立ちます。
